「五島列島」ってどこにあるの?

 九州の北西部に浮かぶ長崎県・五島列島は大小約140の島々が北東から南西に長く伸びて連なり、西海国立公園にも指定されている自然豊かな島々です。その地形は変化に富み、荒々しい複雑な海岸線が美しい島でもあります。
 島は大きく分けて中通島を中心とした北東部を上五島、福江島を中心とした南西部を下五島と呼ぶ場合が多く、いずれも本土と離れているため大きな工場などもなく、幸いしてほとんど手付かずの自然が残っています。
  人口は上五島・下五島合わせて約70,000人、面積は634Ku、東京23区の総面積とほぼ同じ大きさです。主要な島として北から中通島、若松島、奈留島、久賀島、福江島と五つの島があることから「五島」の地名がついたとも言われていますが「五」を尊ぶ中国の思想から「五島」という名が生まれた中国起源説まで諸説あります。遣唐使の時代から航路のひとつとして中国の文献にも登場していますので後者の方が有力なようです。
ユリヤ製塩所は五島列島北部、上五島の中通島にあります。


 

 昭和初期には全国から出稼ぎに来る船団の東シナ海の先端基地として漁業を中心に栄えました。近年では漁獲高は減少しているものの五島近海は日本屈指の好漁場である事に変わりなくイカ、トビウオ、ヒラスなどの海産物は全国屈指の名物でもあります。
その他の特産品として、島のいたるところに群生する椿から作られる上質の「椿油」やアゴ(トビウオ)のスープでいただく伝統的な乾麺「五島うどん」も注目されています。

  島のあちらこちらにはキリシタンの歴史を物語る多くの教会が存在し、今なおキリシタンの香りが色濃く残り「教会の島」または「祈りの島」とも呼ばれ、歴史的にも重要なそれらの教会群を巡るツアーも最近では人気となっています。